2019年9月26日、Bリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)は、2021年に行われるオールスターの試合を沖縄で開催することに決定したと発表しました。
気になる開催場所は、「沖縄アリーナ」!
初めてその名前を聞いたという方も少なくないと思います。
Bリーグのチーム「琉球ゴールデンキングス」のホームコートとして建設中の建物で、沖縄県内でもこれから名前が浸透してくるところでしょう。
沖縄県内ではこれまでにない大規模な施設で、バスケットボールの試合以外にも大きなイベントが開催されることが期待できます。
この記事では、建設中の「沖縄アリーナ」についてのご紹介と、今後開催が期待されるイベントについても考えたいと思います。
目次
「沖縄アリーナ」いつ どこにできるの?使用目的は?
沖縄市「(仮称)沖縄市多目的アリーナ施設等整備全体計画調査業務報告書」より引用
「沖縄アリーナ」の完成予定はいつ?
「沖縄アリーナ」の完成は、2020年の秋を予定しています。
2019年10月1日から、指定管理者として沖縄アリーナ株式会社によって運営されることも発表されています。
沖縄アリーナは早くも公式Twitterのアカウントを立ち上げ、建設中から様々な情報を発信してくれるようですよ。
「沖縄アリーナ」の場所はどこ?那覇からのアクセスは?
「沖縄アリーナ」が建設されるのは、
琉球ゴールデンキングスの現在のホームコートである沖縄市体育館がある「コザ運動公園」の敷地内です。
那覇空港から、有料道路利用で最短約27㎞、時間にして約30分…と計測されますが、実際は有料道路に乗るまでの道で混雑が予想されるので、もう少し時間はかかるでしょう。
とはいえ、すぐ近くを高速道路が走っており、最寄りの「沖縄南IC」を降りればすぐの場所にあります。
また、2019年10月1日には沖縄都市モノレールの「ゆいレール」が延伸されます。
車の混雑が激しい那覇市を抜けた浦添市内に新駅が誕生し、終点の「てだこ浦西駅」は高速道路「沖縄自動車道」にアクセスしやすい好立地です。
県外からお越しの方も、ゆいレールで「てだこ浦西駅」まで来て、そこからレンタカーを借りて沖縄自動車道に乗れば、スムーズにアクセスできそうですね。
https://chanpuruchannel.com/yui-rail-open
「沖縄アリーナ」の使用目的は?今後どんな風に利用される?
「琉球ゴールデンキングス」の新ホームコートとして
沖縄アリーナの主な使用目的は、琉球ゴールデンキングスの新しいホームコートとすることです。
現在ホームコートとして利用している沖縄市体育館の収容人数は約2000人なのですが、琉球ゴールデンキングスの活躍によって毎試合多くの観客が訪れ、チケットが入手しにくい状態が続いています。
その点「沖縄アリーナ」の収容人数は約1万人を予定しており、実に現在の5倍もの観客を収容できるようになるのです。
災害時の避難場所として
沖縄は元々台風が多い土地でもあり、また他の都道府県同様に震災の危機に備えなくてはなりません。
万が一の際の大規模な避難場所としての利用も、大切な使用目的のひとつです。
大規模イベントの開催場所として
これまで沖縄県内には「アリーナ」を称する大規模施設がありませんでした。
沖縄アリーナの収容人数である1万人は、沖縄県内の屋内施設ではもちろん最多となります。
【沖縄県内の主な屋内施設の最大収容人数】
- ミュージックタウン音市場:約1100人
- ナムラホール:約1500人
- 沖縄コンベンションセンター(劇場等):約1700人
- 沖縄市体育館:約2000人
- 沖縄コンベンションセンター(展示棟):約5000人
「沖縄アリーナ」の誕生により、Bリーグの試合以外にも多くの観客を見込める大規模イベントの開催も期待されています。
ライブイベントの予定にも期待!
琉球ゴールデンキングスとエイベックスとの関係
沖縄市「(仮称)沖縄市多目的アリーナ施設等整備全体計画調査業務報告書」より引用
沖縄アリーナが新ホームコートとなる琉球ゴールデンキングスは、
音楽事業を中心に手掛ける大手企業のエイベックス株式会社と業務提携を結んだことを、2019年7月に発表しています。
以下は、琉球ゴールデンキングスのホームページからの引用です。
【業務提携の概要】
これまで琉球ゴールデンキングスが作り上げてきた独自性溢れるカルチャーとエイベックスが培ってきた様々な分野における豊富な経験、そしてクリエイティビティを共有し、スポーツのみならず音楽や文化的イベントなど、様々な体験が出来る機会を来場者へ提供する「観せる」アリーナ運営の実現のため、この度、「沖縄アリーナ(沖縄市、2020年10月供用開始予定)」の運営に協力していただくことになりました。
エイベックスは音楽やスポーツをはじめとするアリーナエンタテインメントに多大な可能性を感じており、2016年のパートナーシップ契約締結以来、継続的に琉球ゴールデンキングスの成長を後押ししてきましたが、今後は更に可能性を広げるべく、チーム全体のブランディングや選手にフォーカスしたコンテンツはもちろんのこと、アリーナ事業を通じてジャンルの枠を超えた展開を目指すことで新たな価値を生み出し、未来への創造に繋げていきたいと考えております。
両社は、アリーナエンタテインメントの発展を目指して尽力し、多くの楽しみを創出していくことによって、より良い社会の形成に寄与するべく共に歩んで参ります。
本文中にもある通り、今後はバスケットなどのスポーツだけでなく、音楽関係のイベントも大いに期待できそうですね。
エイベックスは有名なアーティストがたくさん所属していますし、毎年大規模な音楽イベントも行っています。
沖縄でもそのようなイベントが開催されるようになるかもしれません。
そして…沖縄×エイベックスというと、どうしても期待してしまうのが安室奈美恵さん関連です。
引退から1周年となる今年(2019年)は、安室さんが引退前最後のライブを行った宜野湾市でイベントが開催されましたが、沖縄アリーナの完成後は…!?
イベントの開催自体が決まっているわけではないのであまり勝手な憶測は書けませんが、可能性としては大いにありますよね(内陸なので花火は難しいと思いますが)
Bリーグやライブにも期待!「沖縄アリーナ」まとめ
沖縄市に建設中の「沖縄アリーナ」は、県内最大級、収容人数1万人を誇る大規模施設です。
プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)の地元チーム「琉球ゴールデンキングス」の本拠地としてだけでなく、これまでにない大規模なイベントの開催が可能な施設としても注目を集めています。
那覇から少し離れていますが、ゆいレールの延伸などもありアクセスしやすくなっていますので、県外からBリーグの応援や今後ライブなどにいらっしゃる方にもアクセスしやすい場所にありますよ。
琉球ゴールデンキングスが音楽事業を手掛ける大手企業エイベックスと業務提携したことで、Bリーグ以外にも楽しみが増えそうです!