安室奈美恵さんの引退から1年の節目を迎えるのを前に、ファンの心をざわつかせるニュースが入ってきました。
先月(2018年8月)、日本記念日協会に「安室奈美恵の日」を登録申請していると発表していた沖縄県の宜野湾市観光振興協会が、今回の登録申請が認定されなかったことを発表したのです。
ファンの間では既に盛り上がりを見せていた「安室奈美恵の日」認定に向けての動き。
安室奈美恵さん本人も了承していることが報じられたこともあり、
まさか認定されないという事態を想定していた人は、ほとんどいなかったのではないでしょうか。
ではなぜ「安室奈美恵の日」は認定されなかったのか?
その理由を考えてみました。
目次
「安室奈美恵の日」不認定の理由は?
宜野湾市観光振興協会の発表
宜野湾市観光振興協会のホームページによると、以下のように発表されています。
私共(一社)宜野湾市観光振興協会は「安室奈美恵の日」制定に向けて(一社)日本記念日協会様へ申請しておりましたが、申請するにあたり、当方の認識不足による諸課題に直面し、認定に至る事が出来ませんでした。
安室奈美恵さんご本人、ファンの皆さま、(一社)日本記念日協会様、関係各位には多大なるご迷惑をお掛け致しました。
今後は【ぎのわんハート♡プロジェクト】を通じ、引退された安室奈美恵さんの沖縄に対する想いを少しずつでも実現できるよう取り組んでまいります。
今回の件に関しては、当方の問題でございますので(一社)日本記念日協会様へのお問い合わせはご遠慮頂けますようお願い申し上げます。
具体的な理由については記されていませんが、
宜野湾市観光振興協会側の問題で、認定がかなわなかったようですね。
「申請するにあたり、当方の認識不足による諸課題に直面し…」という記載がありますので、
例えば認定の基準に達していなかったなどの問題が、申請後に明らかになったということでしょうか。
日本記念日協会の認定基準とは?
では、日本記念協会に認定される基準は具体的にどのようなものなのでしょうか?
日本記念日協会の登録制度
以下は、日本記念日協会のホームページ内「記念日登録制度の概要」からの引用です。
以下に合致又は類すると協会が判断したものに関しては登録できません。
- 他者の権利(商標権など)を侵害するもの及び権利者が公表を拒むもの
- 名称、日付、由来、目的、活動などが不明瞭のもの
- 既に登録されている記念日と同名、同音など錯誤の恐れがあるもの
- 特定の政党及びその政治活動、特定の宗教団体及びその宗教活動
- 反社会的な活動の要素がみられるもの
- 記念日文化の発展を損なう恐れがあり、記念日の登録に馴染まないと当協会が判断したもの
- 当協会の信用を傷つけるおそれがあると判断したもの
この条件に合致してしまうと、認定登録が叶わないようですね。
「安室奈美恵の日」は認定基準を満たしている?
上記の基準の中で、「安室奈美恵の日」が認定基準に満たなかったと判断されるとすれば、
2番目の「名称、日付、由来、目的、活動などが不明瞭のもの」が考えられます。
もう少し深堀りして当てはめてみると、
- 名称:「安室奈美恵の日」
- 日付:9月16日
- 由来:安室奈美恵さんが引退をした日
- 目的:安室さんの故郷沖縄で、安室さんの地元に対する想いを実現する
- 活動:安室さんの楽曲に合わせた花火ショー、ライブ映像上演などのイベントを開催する
気になるのは、最後の「活動」について。
既に引退している安室奈美恵さん本人が直接活動に関わらないことが、記念日を認定するのには弱いとされてしまったのではないかと予測します。
かといって、きっぱりと引退を宣言されている安室さんに公の場での活動をお願いすることも難しいので、記念日の申請自体を諦めたのではないでしょうか。
宜野湾市観光協会は、「現時点では、再申請する予定は無い」とも発表しています。
日本記念日協会の「記念日登録申請書」には何を記載する?内容を確認
日本記念日協会のホームページからダウンロードできる「記念日登録申請書」を確認してみると、記載するべき項目は以下の通りです(主なものを抜粋)
- 申請者名
- 申請者住所
- 担当者
- 連絡先
- 登録希望の記念日名
- 記念日の日付
- 記念日登録の目的と日付の由来
- 記念日のイベント企画・予定・実例など
最後の、「記念日のイベント企画・予定・実例など」が少し気になります。
昨年(2018年)に引退したばかりの安室さん。
引退後のイベント企画は今年が初めてであり、しかもこれから開催予定です。
実例があまりにも少ない(というよりも今のところ無い)というのも、記念日認定とならなかった理由かもしれません。
ということは、これから何年もイベントを続けて実例ができれば、
いつか正式な記念日として認定される可能性も無いとは言えないのではないでしょうか。
「現時点では、再申請する予定は無い」ということは、
「(実例ができたら)またいつか再申請する」こともある…?とも捉えられますよね。
「安室奈美恵の日が認定されなかった理由 まとめ
最初に安室奈美恵の日を登録申請しているというニュースが流れた際、「8月30日にも登録の見通し」と報道されていました。
目安であった日を10日以上過ぎても続報がなかったので、何か問題があったのかと気にかけてはいましたが、今回は少し残念な結果になってしまいましたね。
しかし、認定されるかどうかは安室奈美恵さんファンの間ではそうたいした問題ではないようにも感じます。
9月16日が特別な日であることは変わりがないですし、
安室さんに対する気持ちは、他の誰から認められるかどうかではなく、ファンの方々ひとりひとりの中にずっとあり続けるでしょう。
予定されているイベントは全て予定通りに行われるそうなので、県内外から集まる安室奈美恵さんファンの方々にとって忘れられない日となりますように!