日本テレビ系水曜ドラマ「同期のサクラ」の主題歌として話題になっている、森山直太朗さんの「さくら(二〇一九)」。
直太朗さん自身の楽曲をセルフカバーしたものですが、ドラマと共にとても評判が良く、2019年10月30日から配信リリースも決定しました。
森山直太朗、高畑充希主演ドラマ『同期のサクラ』主題歌を配信リリース決定 https://t.co/WGMDd4CvYx
— 森山直太朗と6人のスタッフたち (@naotaroofficial) October 23, 2019
「さくら」は、元々大ヒット曲で多くの人に知られていますが、実は様々なバージョンがあるのをご存知でしょうか?
おそらく多くの方が「さくら(二〇一九)」のオリジナル版だと思っているであろう、
あの有名なバージョンは、実はオリジナルではありません…。
この記事では、次のことを調べてまとめています。
- 「さくら(二〇一九)」について
- 「さくら(二〇一九)」のオリジナル曲はどれ?
- 様々なバージョンがある「さくら」の違いについて
多くの人が知る名曲「さくら」について、改めて振り返ってみました!
日本テレビ系水曜ドラマ『同期のサクラ』主題歌を森山直太朗が担当させていただくことになりました。
今の歌唱と新たなアレンジによる、生まれたばかりの「さくら(二〇一九)」。
これからどうぞよろしくお願いします!佐#同期のサクラ #森山直太朗 pic.twitter.com/n18kaU1x1J— 森山直太朗と6人のスタッフたち (@naotaroofficial) October 9, 2019
https://chanpuruchannel.com/encourage-songs
目次
森山直太朗「さくら(二〇一九)」とは?何が違うの?
「さくら(二〇一九)」は、森山直太朗さん自身のヒット曲「さくら」をセルフカバーした楽曲です。
ドラマ「同期のサクラ」の制作側から「“今”の森山さんが歌唱する同曲を提供してほしい」との要望を受け、新たなアレンジで歌も再録音されています。
編曲を担当したのは、映画音楽作曲家であり、シンガーソングライターでもある世武裕子さん。
森山直太朗さんの代表曲でもある『さくら』を新たなアレンジ・歌唱で録音した『さくら(二〇一九)』が日本テレビ系水曜ドラマ『同期のサクラ』主題歌として本日10/9、初解禁されました🎉
世武裕子はこちらの楽曲にて、編曲とピアノで参加しています💁♀️素晴らしい楽曲です😭✨✨🌸U pic.twitter.com/AETxaztr7f
— 世武裕子 (@sebuhiroko) October 9, 2019
そして、タイトルの読み方には、直太朗さんのこだわりが…
たくさんのコメンツありがとうございました。
さくら(二〇一九)。にせんじゅうくです。“きゅう”じゃなくて“く”ここの読み何気に大事ね。以後お見知り置きを。直
#さくら #同期のサクラ— 森山直太朗と6人のスタッフたち (@naotaroofficial) October 10, 2019
数字の部分は、「にせんじゅうきゅう」ではなくて、「にせんじゅうく」と読むんですね。
漢数字表記も渋くて素敵です。
そんな「さくら(二〇一九)」ですが、ドラマの内容ともマッチしてとても好評のようです。
同期のサクラ毎回泣いてるんだけど、なんで泣けるかってさ
話の内容は勿論、森山直太朗の歌がいいタイミングで流れるからなんだよな— ろは (@reichieru_12) October 23, 2019
ドラマ『同期のサクラ』
毎回、胸にささるセリフがあり
毎回、同期の絆が強くなる。
森山直太朗さんの曲が流れる
頃には、自分の中にある溜まっているものが溢れるかのように涙がでます。— *とりねこ* (@ue_yuki_624) October 23, 2019
久しぶりにちゃんとドラマ見てる#同期のサクラ
いつもは、あー話題になってるなーくらいで終わってるけど、今回は録画してくれてたから一緒に見始めて、面白くて…好き💙
森山直太朗さんの『さくら(二〇一九)』もアレンジがドラマにあっていて、10月末に急遽配信もあるらしいから楽しみ🎧— 韓国のりぴー (@code_N2) October 23, 2019
【2019.10.30 追記】
配信が開始されました!
20代の頃とはまた違う、大人っぽい艶やかでまろやかな歌声が印象的。
存在感を増したピアノの音色も、ドラマチックです。
「さくら」のオリジナル曲はどれ?違いは?
有名な「さくら(独唱)」はオリジナルではない!?
森山直太朗さんの「さくら」と言えば…
2003年にリリースされ大ヒットを記録した「さくら(独唱)」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
シンプルなピアノ伴奏と直太朗さんの歌声だけで、こんなにも世界観を作れるのかと関心せざるを得ない傑作ですよね。
毎年春になると耳にする定番曲ともなっていますが、いつまでも飽きることなく聞き続けられるのも名曲の証ではないでしょうか。
この記事を書きながらも、リリースが16年も前のことだと知って驚きました…。
全く色あせていなくてビックリ!
実はこの「さくら(独唱)」も、直太朗さん自身のセルフカバー曲なのです。
「さくら」 本当のオリジナルはどれ?違いは?
本当のオリジナル曲「さくら」は、2002年にリリースされた直太朗さんのメジャーデビューミニアルバム「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」に収録されています。
「さくら(独唱)」と違う点は、ピアノ以外の楽器の演奏やコーラスが入っていることと、直太朗さんの歌い方。
有名な「さくら(独唱)」の特徴でもあるタメのある歌い方ではなく、心地よい風が流れていくような歌い方をされています。
このアルバムからシングルカットするにあたって、新たに歌い直したのが大ヒットしたシングル「さくら(独唱)」です。
そしてちょっとややこしいことに、同じ「さくら(独唱)」でも、先程紹介したMV(ミュージックビデオ)の動画と、このCD音源では更にバージョンが異なります。
その理由は、通常はCD音源を流しながらそれに合わせてMVを撮影するのですが、
「さくら(独唱)」のMVは、歌も含めてノーカット一発撮りで撮影されているから。
MVの方が全体にスローテンポで、歌い出し冒頭のタメや最後のリピート部分などもCDとは異なり、時間は約30秒も長いのです。
更にシングル「さくら(独唱)」には「さくら(合唱)」と「さくら(演奏)」が収録されていて、このとき既に5つものバージョンが存在したことになります。
【2019.11.29 追記】
なんと「さくら(二〇一九)」も、配信された音源とは別録りの、MVバージョンが発表されました!
まとめると…
- さくら:1stミニアルバムに収録されているもの(オリジナル)
- さくら(独唱)①:「さくら(独唱)」のMVバージョン
- さくら(独唱)②:シングル「さくら」に収録されているCD音源
- さくら(合唱):シングル「さくら」に収録されている(高校生のコーラス)
- さくら(演奏):シングル「さくら」に収録されているインストゥルメンタルバージョン
- さくら(二〇一九)①:再録音して2019年に配信リリース
- さくら(二〇一九)②:「さくら(二〇一九)」のMVバージョン
①1stミニアルバム「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」収録の「さくら」(オリジナル)
②「さくら(独唱)」のMVバージョン
③④⑤シングル収録
「さくら(独唱)」、「さくら(合唱)」、「さくら(伴奏)」
⑥「さくら(二〇一九)」配信された音源
⑦「さくら(二〇一九)」MVバージョン
このように、厳密に言うとオリジナル曲はミニアルバムに収録されている「さくら」ということになり、
「さくら(二〇一九)」は、なんと6個目のバージョンで、セルフカバーとしては「独唱バージョン」に続いて2作目だったのです。
ただ、オリジナルの「さくら」からシングルカット版の「さくら(独唱)」のリリースまで半年も開いていないことから、セルフカバーというよりも別バージョンとして捉えられているかもしれません。
そして、世間的に大きな注目を集めたのが「さくら(独唱)」だったこともあり、こちらがオリジナルと思われていることが多いような印象です。
ちなみに、その後のベストアルバムに収録されているのは「さくら(独唱)」のCD音源バージョンです。
森山直太朗「さくら(二〇一九)」 まとめ
幅広い世代に浸透している森山直太朗さんの名曲「さくら」。
2003年にリリースされた「さくら(独唱)」バージョンが有名ですが、
実はその前にミニアルバムに収録されたオリジナル版がありました。
ドラマ「同期のサクラ」で新バージョン「さくら(二〇一九)」が注目を集めていますが、この機会に聴き比べてみるのも面白いかもしれないですね。
私個人的にも、2002年のオリジナルバージョンから17年も経った直太朗さんの声や歌い方の変化を楽しみにしています。
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