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安室奈美恵 フィーチャリングを許可したt-aceとの関係 本人コメントは

二つ並んだマイクスタンド

音楽チャートBillboard JAPANの、2019年10月28日付ストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”が発表されました。

Official髭男dismが10月9日にリリースしたアルバム『Traveler』から13曲がトップ100にエントリー、星野源の新EP『Same Thing』からも収録曲の4曲全てがトップ100入りするなど話題を集めています。

そんな中、意外なあの人の名前が…!

昨年(2018年)に歌手活動を引退した安室奈美恵さん

今回のストリーミングチャートに初登場曲としてランクインした楽曲の中に名前が挙がっているのです。

 

その楽曲とは、t-Aceの「Sweet 19 Blues ~オレには遠い~feat. 安室奈美恵 」


既に引退している安室さんとフィーチャリング…?

そもそも、何気なく使っている「フィーチャリング」とはどういう意味…?

なぜt-Aceと安室奈美恵さんが?二人の関係は?

引退している歌手の権利や許可ってどなってるの…?

様々な疑問が出てきたので調べてみました。

同じようにいろいろ疑問に感じている方に読んでいただければ嬉しいです。

 

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t-Aceって?安室奈美恵との関係は?

t-Aceプロフィール

アーティスト名 t-Ace
出生 1981年4月3日 沖縄県生まれ
出身 千葉県
音楽活動 DJとして音楽活動を開始
ラッパーに転身
現在はt-Aceとして活動する他、SLASH SPIT SQUADRONのメンバーでもある

t-Aceは千葉県出身のラッパーで、2019年10月現在38歳。

音楽活動の傍ら被災地支援にも力を入れているようで、

2011年に東日本大震災の被災地である茨城県水戸市でチャリティライブを行ったことをきっかけに、水戸大使に任命されています。

行政機関から大使に選ばれるのは、ラッパーとしては全国でも初めてのことだそうです。

最近では、今年(2019年)の台風19号で被災した茨城県水戸市へ、見舞金300万円を寄附したことが報じられていました。

t-Aceと安室奈美恵の関係

気になるのは、なぜt-Aceが既に引退している安室奈美恵さんとの楽曲を発表したのかということ。

これまでに何か接点や関係があったのでしょうか?

いろいろ調べてみたのですが、事務所やレコード会社が一緒なわけでもなければ、過去に対談や共演などの接点も見当たりませんでした。

t-Aceが元々安室さんのファンであることは事実なようで、テレビ出演をした際に安室奈美恵さんのツアーTシャツを着ていたというネットの声が見つかりました。

(テレビ画面をネットに掲載することは違法なので引用は控えます)

安室奈美恵さんは2018年9月の引退以降、一切メディアに姿を見せていないことからも、自ら表舞台に出てくるとは考えにくいですよね。

t-Aceが安室奈美恵さん側に依頼して、希望が叶ったというのが自然だと思います。

 

引退している安室奈美恵をフィーチャリングするとは…?

今回リリースされた「Sweet 19 Blues ~オレには遠い~feat. 安室奈美恵 」。

“feat.”は“featuring(フィーチャリング)”の略です。

音楽業界でたまに見かける言葉で、なんとなく分かっているような分かっていないような…そんなフィーチャリングという言葉について、調べてみました。

フィーチャリングとは

フィーチャリング(featuring)”とは

本来は「特定の人物を際立たせる」「主役に据える」などの意味がありますが、

音楽関係で使用されるときは「客演(ゲストに招く)」という意味です。

 

「A(アーティスト名) featuring B(アーティスト名)」という表記であれば、アーティストAがアーティストBを招くという意味で、

「A(楽曲名) featuring B(アーティスト名)」という表記であれば、楽曲AにアーティストBを招く、という意味です。

featuringに続いて表記されるアーティストが招かれる側なので、今回オファーしたのはt-Ace、安室奈美恵さんはフィーチャリングゲストとして招かれたという立ち位置になるようです。

安室奈美恵 過去のフィーチャリング作品

安室奈美恵さんがフィーチャリングゲストとして招かれた曲は過去にもありました。

2016年リリース 平井 堅 『グロテスク feat. 安室奈美恵 』 

 

こちらは逆に、安室奈美恵さんがオファーした側ということになります。

2011年リリース 安室奈美恵 feat. 山下智久 / 「UNUSUAL」

t-Ace 過去のフィーチャリング作品

一方t-Aceも、これまでフィーチャリング作品を複数リリースしています。

 

2016年リリース「終わらない歌 feat.TERRY」


終わらない歌 feat.TERRY

 

2018年にCREAMがリリースした楽曲「PLAYBOY」に、フィーチャリングゲストとして参加


PLAYBOY Remix feat. t-Ace

 

このように、どちらかのアーティストが声をかけてゲストアーティストを迎える場合に“フィーチャリング”という言葉が使われます

 

引退している安室奈美恵をフィーチャリングできるの?

フィーチャリングという言葉について分かっても、まだ疑問なことが。

安室奈美恵さんは既に歌手活動を引退されています

過去のフィーチャリング作品のように、新たな歌声を録音したり、MVを撮影することはできませんよね。

それでもフィーチャリングできるのでしょうか?

一体どうやって??

t-Aceがリリースした「Sweet 19 Blues ~オレには遠い~feat. 安室奈美恵 」は、“サンプリング”という方法を使って制作されています。

サンプリングとは…

既に録音されている楽曲の一部を取り出したものを新しい楽曲に取り入れること

日本では例が少ないですが、海外ではメジャーな手法のようです

サンプリングに使われたのは、安室奈美恵さんが引退前最後にリリースしたアルバム「Finally」に収録されている「SWEET 19 BLUES」

1996年のオリジナル版ではなく、再録音した音源です。



Finally

 

以下は、t-Aceの公式ホームページからの引用です。

「Sweet 19 Blues〜オレには遠い〜」は、昨年引退した安室奈美恵さんが1996年にリリースした名曲「SWEET 19 BLUES」を海外では
メジャーな手法ながら日本ではあまり例をみない「サンプリング」を採用し、伝説の歌姫の大ヒットソングに新たな命を吹き込んだ楽曲。

HOOK は安室奈美恵さん最後のアルバム「Finally」で再録音された「SWEET 19 BLUES」の原曲を使用。
VERSE は 19歳の t-Ace が感じた理想と現実の遠さ、そして今でも心に残る当時の想いをt-Aceらしいリアルな言葉で綴ったもので、
この HOOK と VERSE が見事な調和を奏で、彼自身の最高傑作となり得る楽曲に仕上がった。

  • HOOK:ラップ音楽におけるサビの部分のこと
  • VERSE:ラップ音楽におけるAメロ・Bメロ部分のこと

 

そして完成した楽曲がこちら。

このように、元々ある曲をサンプリングして制作する場合でも“フィーチャリング”と言うのですね…!

過去のフィーチャリング作品のように一緒に作りあげたというよりも、安室さん側が楽曲の使用を許可した、という感じでしょうか。


安室奈美恵側への許可は?コメントは出てる?

安室奈美恵サイドへの許可

既に引退している安室奈美恵さんの楽曲をサンプリングで使用する際の、許可について気になるというネットの意見も多くみかけたので、調べてみました。

 

曲をサンプリングして新たな作品を制作する際には、一般的には次のふたつの権利者に許可を取る必要があります

 

  • 著作権者:元の楽曲を作詞・作曲した人(今回の場合、小室哲哉さん)
  • 著作隣接権者:レコード製作者、実演家(制作レコード会社と、安室奈美恵さん)

 

著作権は多くの場合、日本音楽著作権協会(JASRAC)に管理を委託されています。

JASRACのホームページから楽曲ごとの権利者を調べることができますが、確認したところ、「SWEET 19 BLUES」の著作権も委託されていました。

※小室さんの権利については、多くがエイベックスなどの制作会社に渡っているとの報道が過去にありましたが、楽曲ごとに詳しく調べることができませんでした。

JASRACのホームページでは「権利者」として記載されていました。

つまりJASRACを通して著作権の許可を取り、更に制作レコード会社からも著作隣接権の許可を取る必要があります

気になる安室奈美恵さん本人には、制作レコード会社を通じて連絡がいっていると考えるのが自然だと思われます。

 

許可は申請すれば必ずおりるわけではなく、特に著作隣接権は断られることも

無事にふたつの権利の使用許可がおり、それぞれ使用料を支払うことで、サンプリングに使用できるようになるとのこと。

使用料は、著作権については、どのような曲でも規定によって決まっていますが、著作隣接権については楽曲によって異なり、権利者側から提示されます

 

知名度も人気もあって、大ヒットした楽曲だけに、「Sweet 19 Blues」の使用料が気になるところですが…

具体的な金額については、使用用途や使用される曲の長さなどによって金額が異なることも考えられますし、申請した本人に知らせられないので想像することしかできません。

なかなか大変そうですが、t-Aceはこれらの手続きを経て許可を取り、サンプリングすることができたようです。

安室奈美恵 本人からのコメント

今回の楽曲リリースにあたって、一部ネットニュースでは、

安室奈美恵さんが引退後初のフィーチャリングを許可したアーティスト”として紹介されていました。

これまで他にもフィーチャリングを希望したアーティストがいたのかどうかは定かではありませんが、初めてリリースに至ったという事実は変わりません。

それに対して安室奈美恵さん本人からのコメントが気になるファンの方も多いと思いますが、今のところご本人からのコメントは発表されていないようですね。

安室さん自身が各賞を受賞しても特にコメントが出ていないことを考えると、この先も発表することはなさそうです。

 

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まとめ

既に引退している安室奈美恵さんの名前をランキングで見つけたときには正直驚きました!

しかし、このような形で安室さんの楽曲の良さが更に広まったり、

全く違うジャンルの曲にサンプリングされているからこそ、同じ曲でも違った印象で聴くことができたりと新しい発見もあり、とても興味深いと思いました。

これからも、安室さんの楽曲をサンプリングした新しい曲が生まれるかもしれませんね。

音楽にはどうしても好みがあるので、長年安室さんを応援してきたファンの方には違和感のようなものが残るかもしれませんが…

安室さんが今でも求められている存在だということの証だということではないかなと思います。

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ちゃんチャン
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